ダナンに行って感じたこと
出張を兼ねて、これまで訪れたことのなかったダナンと熊本に行ってきました。
どちらの地域でも、街の雰囲気や人の動き、観光客の集まり方などを見ながら、さまざまなビジネスの可能性について考える機会がありました。
今回は、「ダナン編」を書いていきたいと思います。
私は普段、採用のプロとして、採用コンサルティングや採用代行、採用マーケティングの仕事をしています。
ただ、もう少し広い意味で考えると、私の仕事は「どうすれば人が集まるのか」「どうすれば人が興味を持つのか」を考える仕事でもあります。
そのため、採用の専門家であると同時に、ある意味ではマーケティングの仕事をしているとも感じています。
もちろん、マーケティングについて座学で勉強してきた部分もあります。
一方で、どのような仕事でも、知識があるだけで仕事になるわけではありません。
人が何に興味を持つのかを感覚的に捉え、それを実際の企画や施策に落とし込み、実践できるかどうかが大切だと思っています。
私自身は、「人を集めること」「人がどうすれば喜ぶか」「何を見せれば興味を持ってもらえるか」を考えることが、比較的得意なのだと思います。
そんなマーケティングや新規事業の視点から、今回ダナンを訪れて感じたことを書いていきます。
なお、今回の内容は、日頃から頻繁に東南アジアを訪れている人に向けて書いているものではありません。
私と同じように、ここ20年ほど東南アジアへ行っていない人や、これから初めてダナンへ行く人に向けて書いています。
東南アジアに詳しい方からすると、「それは当たり前」「少し前の感覚ではないか」と思う部分もあるかもしれませんが、久しぶりに東南アジアを訪れた私が、率直に感じたこととして読んでいただければと思います。
■約20年ぶりの東南アジアへ
今回は、東南アジアで仕事をしている経営者の友人と一緒にダナンへ行ってきました。
ダナンと大阪を結ぶ直行便が復活したこともあり、ここ最近、私の周りでも「ダナンに行ってきた」「ダナンって最近人気らしいですね」という話を聞く機会が増えていました。
私自身、将来的には何かしら海外で展開できる仕事をつくりたいという気持ちがありますので、まずは実際に現地へ行き、自分の目で街や人、観光地の様子を見てみたいと思ったことが、今回ダナンを訪れた理由です。
私が東南アジアを訪れるのは、約20年ぶりでした。
当時はタイやシンガポールを訪れたのですが、その頃の印象と比較すると、ダナンは綺麗な街でした。
もちろん、ダナンはリゾート地なので、東南アジアの中でも特別に整備されている地域なのだと思います。
それでも、街全体がきれいで、人も優しく、とても過ごしやすい印象を受けました。
東南アジア特有の雑多な雰囲気や、建物や店舗が密集した風景、少し独特な匂いなどはあります。
場所によっては、ドリアンのような匂いを感じることもありました。
※ただ、大阪でも難波や天王寺などの繁華街に行けば、看板や店舗、人が密集した雑多な風景はありますので、よく似た感じかと。
■Grabが観光客の行動範囲を広げている
ダナンでの移動には、主に「Grab」という配車アプリを利用しました。
Grabを使えば、現在地と目的地を入力するだけで、簡単に車を呼ぶことができます。
昨年末にハワイへ行った際には、主にUberを利用しました。
日本でも現在はGOなどのタクシー配車アプリが広く利用されています。
以前、日本でもタクシーの運転手さんから、配車アプリの普及によって、これまでタクシーをあまり使わなかった人も気軽に利用するようになり、タクシー業界全体が盛り上がっているという話を聞いたことがあります。
ダナンでも、Grabがあることで、観光客がさまざまな場所へ行きやすくなっています。
海外では、言葉が通じないことに加えて、「料金をごまかされないか」「知らない場所へ連れて行かれないか」といった不安を感じる人も少なくありません。
しかし、配車アプリであれば、事前に料金や目的地を確認できます。
言葉が十分に通じなくても、行きたい場所へ気軽に移動できるため、観光客の行動範囲が大きく広がります。
移動しやすくなれば、その分、観光地や飲食店、商業施設などでお金を使う機会も増えます。
Grabのようなサービスが、観光需要を大きく支えているのだろうと感じました。
■リゾートホテルも、日本と比べるとかなりリーズナブル
今回は現地視察も兼ねて、海沿いのリゾートホテルのような場所に宿泊しました。
平日だったこともあると思いますが、宿泊料金は2人で1泊2万円程度でした。
日本の同じようなホテルと比較すると、感覚的には3分の1程度の金額だと思います。
昨年訪れたハワイは、日本と比べてホテル代が約2倍という印象でした。
単純に比較することはできませんが、
ハワイとダナンを比べると、ダナンのホテルは5分の1程度の金額で泊まれる感覚です。
それでも、ホテルの設備やサービスに大きな不満はありませんでした。
部屋も快適で、リゾートホテルとして十分なクオリティがありました。
良いホテルに宿泊するという体験自体は、日本やハワイなどと大きく変わらないにもかかわらず、費用はかなり抑えられます。
この価格と品質のバランスは、ダナンが日本人から注目されている理由の一つだと思います。
■ダナンの暑さと海について
ダナンへ行く前は、現地は非常に暑いと聞いていました。
しかし、私が滞在した期間は曇りの日が多く、雨が降り続くこともなかったため、外に出られないほど暑いとは感じませんでした。
感覚としては、日本の真夏より少し過ごしやすいくらいでした。
ただ、別の日程でダナンへ行った人からは、「暑すぎて昼間は外に出られなかった」という話も聞いています。
そのため、天候や訪問する時期によって、体感温度はかなり変わるのだと思います。
全体的には、日本の夏と同じくらいの暑さを想定しておくのが良いのかもしれません。
海については、外から見ると非常にきれいでした。
ただ、実際に海へ入ってみると、宮古島などの透明度が非常に高い海や、サンゴ礁が広がる海とは少し違います。
正直な感想としては、日本にある一般的な海に近い印象でした。
とはいえ、ゴミが浮いていることもなく、海岸もきれいに整備されていました。
良い意味で「きれいな普通の海」という表現が近いと思います。
■海外の観光事業を考える
私は、海外で新しい仕事をするのであれば、観光に関係する事業も面白いのではないかと考えています。
そのため、現地で提供されているアクティビティを体験する目的もあり、今回はパラセーリングにも挑戦しました。
こうしたマリンアクティビティも、日本で体験する場合と比較すると、おおよそ半額程度の感覚でした。
ホテルや飲食店だけではなく、現地での体験にも価格面でのお得感があります。
観光客にとっては、宿泊、食事、移動、アクティビティなどを含めても、比較的手頃な金額で旅行を楽しめる地域です。
■食費は日本の半額程度。ベトナム料理は日本人にも合いやすい
ダナンで外食をした際の物価は、ざっくり日本の半額~7割程度という感覚でした。※観光客の行くお店で
もちろん、観光客向けの高級店やホテル内のレストランなど、店舗によって価格は異なります。
私はもともと東南アジアの料理が好きで、パクチーも好きなので、食事が口に合わないということは一切ありませんでした。
ベトナム料理は、タイ料理と比較すると、そこまで辛い料理が多くありません。
香草を使用する料理はありますが、味付け自体は比較的優しく、日本人にも受け入れられやすいと思います。
■観光客を集めるには、InstagramとYouTubeが欠かせない
ダナンの街を歩きながら、観光客を集めるためには、InstagramとYouTubeが非常に重要だと改めて感じました。
特に、日本人観光客を集めたいのであれば、日本人向けのInstagramやYouTubeで情報を発信することが重要です。
旅行前にSNSで情報を調べ、その人が紹介していたお店や観光地を訪れる。
この流れが最初の集客導線になっているのだと思います。
扱っているものは違いますが、人を動かすという意味では、採用マーケティングと観光マーケティングには共通点が多くあります。
実際に海外で仕事を考える場合、私が最初にイメージするのは、やはり日本人向けのビジネスです。
現地に長く住んでいる日本人を対象とするのではなく、初めて東南アジアを訪れる人や、初めてダナンへ行く人を対象にしたサービスです。
自分自身がそのターゲットに近いため、どのような不安があり、どのような情報を知りたいのかをイメージしやすいからです。
大手の旅行代理店が提供するような一般的な旅行商品ではなく、小さなニーズに対応する、隙間のような事業を考えてみたいと思っています。
例えば、初めてダナンへ行く日本人が安心して利用できるサービスや、現地の本当に面白い場所を紹介するサービス、日本人の感覚に合った観光コンテンツなどです。
まだ具体的な事業が決まっているわけではありません。
ただ、自分自身が楽しみながら取り組めることが、結果的に仕事につながれば理想的だと思います。
■今回考えたこと
今回考えたことは、まだまだ漠然としています。
ただ、新しい事業は、最初からすべてが明確になっている必要はないと思っています。
「何となく面白そう」「自分ならこうする」「こんなサービスがあれば便利なのに」といった、ふわっとした興味から始めてもいい。
そこから少しずつ肉付けをし、「これはできるのか」「誰が利用するのか」「どうすれば収益になるのか」と考えていく。
ああでもない、こうでもないと考えながら形にしていくことも、新しい事業をつくる面白さだと思います。
私には、採用マーケティング、採用コンサルティングという、現在の事業基盤があります。
そのため、それ以外の新規事業については、目の前の売上だけを追うのではなく、やってみたいことを想像しながら、楽しんで隙間を探していきたいと思っています。
今回のダナンへの旅も、そのような新しい事業を考えるきっかけの一つになればと思います。
まとまりのない部分もありますが、今の自分がダナンを訪れて感じたことを、記録として残してみました。
次回は、ダナンとはまったく異なる形で街が盛り上がっていた「熊本編」について書いてみたいと思います。