企業にとって、採用は永遠のテーマなのか
「企業側の採用課題は?」と聞くと、
多くの方は“母集団形成の難しさ”や“学生の志向の変化”をイメージされるかもしれません。
ですが、実際に企業の人事部門にヒアリングをすると、
最も多く挙がるのは 「採用にかけるマンパワーが足りない」 という声です。
以前のリクルート社の調査でも、
採用課題の第一位は「採用に係るマンパワー」(76.4%)。
続いて「自社認知度」(63.7%)、「社内関係者の協力体制」(52.8%)、「採用に係るコスト」(52.1%)と続きます。
つまり、人・体制・コスト――採用活動の根本を支える部分が大きな課題となっているのです。
コロナ禍を経て、採用活動はオンライン化・多様化が一気に進みました。
一方で、説明会や面接の設計、インターンシップ企画、採用の長期化、媒体選定、SNS広報…と、やるべきことはむしろ増えています。
限られた人事担当者が、これらを全て効率的に回すのは現実的に難しい。
だからこそ「採用の専門家に任せたい」「効率化と採用力アップの両立が必要だ」と考える企業が増えているのだと思います。
5年前、私が独立してこの事業を始めたとき、強く感じていたのは「採用には専門性が必要だ」ということでした。
私はエージェントや求人広告の世界に長く関わってきましたが、そこではどうしても“媒体選び”、“推薦数の向上”など短期的な成果に話が寄りがちでした。
しかし、本当に企業の採用を良くするには、
・現場社員を巻き込んだ体制づくり
・長期的に効く採用ブランディング
・データに基づいた歩留まり改善
など、仕組みや戦略のデザインが不可欠です。
その部分を担える存在になりたいと考え、今の採用コンサルティングを始めました。
5年続けてこられたのは、シンプルに「企業にとって採用は永遠のテーマ」だからだと思います。
いつも面談時にはお伝えしていますが、現場の方々が「コンサルが入ってくれて良かった!」
と感じていただくようなサービスを提供していきたいと思っています。
なので、大事なことは「現場目線」と「当事者意識」。
自分ごとの問題として、企業の現場の方と一緒に考えられるかが大事ですよね。
これからも「採用の効率化と採用力アップ」を両立できるよう、現場に寄り添った支援を続けていきたいと思います。